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雪駄と草履は何が違う?歴史や素材、用途の違いをわかりやすく解説!

近年、健康に良いことや手軽なこと、オシャレなものが増えたことなどから、草履(ぞうり)や雪駄(せった)などの、いわゆる「和の履物」が見直されてきています。しかし、雪駄と草履は何が違うのか?と聞かれると、実は明確に答えられる人は多くはありません。
そこでこのコラムでは、雪駄と草履の違いを徹底追及し、それぞれの歴史や用途、素材について詳しく解説します。

 

1. まず雪駄と草履の歴史を知ろう!

この項目では、まず草履と雪駄の歴史について解説します。

1-1. 草履の歴史

草履(ぞうり)は平安時代(西暦794年頃~1190年頃)の中期に、それまで主流だった草鞋(わらじ)を改良して作られたと言われています。
ちなみに草鞋自体も平安時代に作られたものと言われていますが、そのもととなったのは奈良時代(西暦710年頃~780年頃)に中国から伝来した藁(わら)の履物です。草鞋はかかとを固定する機能がありましたが、草履では鼻緒によって固定するように作られています。
草履は昭和初期までは日本の代表的な履物でしたし、現代でも女性が着物を着るときは草履を履くのが一般的です。そのため草履には1000年程度の長い歴史があると言えるでしょう。

1-2. 雪駄の歴史

雪駄の歴史にはいろいろ説がありますが、茶道で有名な千利休(せんのりきゅう)が、織田信長に仕えていた時期に考案したと言われています。千利休は西暦1522~1591年に生きた人物ですが、織田信長は1582年に亡くなったとされているので、雪駄には400年以上の歴史があると考えられます。
雪駄が生まれた経緯としては、下駄の歯に雪が詰まって歩きにくいと考えたことから、草履の底面を改良して生まれたものという説があります。
その後江戸時代に、底面に金具がつけられて、現代で言う警察のような仕事をしていた人が履いたという説も知られています。底面が工夫されることで悪事を働いた人を追いかけやすいように工夫されたらしく、この改良は大岡越前の案を平賀源内が実用化したものという説もあります。

1-3. つまり雪駄は草履の一種!

前項に書いた千利休が本当に雪駄の発明者なのかは別としても、歴史的長さや形状を踏まえれば雪駄は草履の一種と考えて間違いありません。
一方、結婚式などで男性の第一礼装に合わせる履物は、白無地の鼻緒を持つ草履か雪駄とされています。そのため、草履も雪駄も和装の履物の「格」では最上位ですから、日本の伝統衣装ではどちらも高く評価されていることが伺えます。

 

2. 雪駄と草履は何が違う?

ここからは、今回のテーマである雪駄と草履の違いを解説していきましょう。

2-1. 従来は素材の違いが目立っていた!

雪駄の歴史を考えると、草履の裏面に革や金具を張り付けるなどして滑りにくくした経緯があります。そのため、伝統的な履物の分野では、底面の素材の違いが雪駄と草履を見分ける大きな差と考えて良いでしょう。
また、雪駄は底面に別の素材を使ったことで強度が保たれているためさほど厚く作りませんが、草履は強度を保つために厚く作られる傾向もあります。

2-2. 用途を男女で区別する見方もある!

旧来の雪駄と草履の違いを考えると、草履は男女ともに利用しますが、雪駄は男性が履くものというイメージが強いようです。結婚式など和服で正装する場合も女性は草履ですが、男性の場合草履と雪駄のどちらかとされています。
とはいえ、近年発売されているものでは雪駄もオシャレさを増しており、女性が履くための色やサイズを用意しているメーカーもあります。
そのため、慣習的には雪駄は男性の履物と見る傾向が強いですが、現代のカジュアルシーンでは、ノンバイナリーな履物になりつつあると考えて良いでしょう。

 

3. 近年はオシャレで履きやすい現代雪駄が人気!

ここまでは伝統的な履物としての雪駄と草履の違いを解説しました。しかし、近年はいろいろな素材やデザインが増え、雪駄も草履も伝統的なものばかりではなくなっています。
そのため、カジュアルシーンではすでに明確な違いはなく、商品としてどちらを名乗るかの違いと考えても良いでしょう。

 

4. まとめ

雪駄と草履の違いについて、誕生の歴史や用途、素材の違いなどを解説しました。
伝統的な履物としては素材が違うことや男女の違いがありますが、近年はその差はほとんどなくなっています。そのため、結婚式などの正装でなければ、自由に履きこなせることこそが雪駄や草履の特徴となっていると言っても良いでしょう。
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上質な牛革を使用していることや、肌触りの良い鼻緒を意識して作り上げているので履き心地の良さでも優れています。現代のカジュアルシーンで使える履きやすい雪駄を探すなら、LIFTのサン駄(江戸前sandal)がおすすめです。

 

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