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2022年2月

革靴って洗えるの?洗えるかどうかの判断や靴を傷めない洗い方を解説!

革靴は「水に濡らすのは望ましくない」というイメージが強いので、「洗えない」という固定観念もあると思います。しかし、実は多くの革靴は、いくつかの注意点を気にすれば、洗ってきれいにすることが出来ます。
 
そこでこのコラムでは、革靴の洗い方について、わかりやすく解説します。
 

1.洗える革靴と洗えない革靴の違いは?

足は一日にコップ一杯もの汗をかくと言いますから、靴の中には雑菌が増えがちで、嫌なニオイもしてきます。そのため、「靴を洗いたい」と思う人は多いですが、家庭で洗うことに適していない靴もあります。
 
この項目ではまず、洗える靴と洗えない靴を整理します。

1-1.まず家庭で洗えない素材を知っておこう

最初に書いておくと、「起毛系」と呼ばれる素材と、エナメル、ヌメ革は家庭で洗うことは困難です。起毛系の靴は洗った後に毛を立てて見た目の美しさを保つことが難しい特徴があります。起毛系の代表的なものとしては、羊や山羊、豚や仔牛などの皮の裏面を利用したスエードや、牛皮の表面を使ったヌバックが有名です。
 
また、エナメルも水洗いに向きません。エナメルとは皮を加熱した後に、油分を塗りこんで乾燥させる工程を丁寧に繰り返したもので、一般的には耐水性が高い素材として知られています。しかし、革部分とコーティングの間に水が入る可能性があるので、洗うことには向かないのです。
 
ヌメ革とは、革にタンニンを鞣(なめ)した素材で、大事に使うことで独特の風合いが出てくる特徴を持っています。その一方で、水分を吸収しやすい特徴があり、水気を含むと形状が変化してしまうので水洗いに向きません。
 
そのため、スエードやヌバックなどの起毛系の靴、エナメル、ヌメ革の靴を綺麗にしたいときは、革製品の修理店等に依頼しましょう。

1-2.洗う前に色落ちしないか確認しよう!

大切な革靴ですから、洗う前に色落ちしないかどうか確認することも重要です。いきなり水洗いをはじめるのではなく、まず布に水を含ませて目立たない部分を拭いてみてください。汚れではなく色が落ちるようであれば、水洗いには向きません。

1-3.洗い過ぎは厳禁!

洗えるとわかった素材でも、やはり革ですから頻繁に洗うことはおすすめできません。革は適度な油分を含んでいることで良い状態を保てますが、洗うことによって油分が抜けてしまうからです。
 
頻度としては半年に一回でも多いくらいなので、年に1回か2年で3回という程度にとどめておきましょう。
 
 

2.革靴の洗い方を知ろう!

ここではいよいよ革靴の洗い方を解説します。

2-1.用意するもの

革靴を洗う際はまず以下のものを用意してください。
  • 革靴専用洗剤かサドルソープ、またはボディソープ
革専用の洗剤は1,000円前後から販売されています。サドルソープとは革専用の石鹸でやはり1,000円前後から入手できます。ボディソープを使う場合は、5%程度に希釈してください。5%とは5リットルに対して250cc(ccとmlは同じ容量)、3リットルに対しては150ccです。市販のボディソープのボトルは500cc前後が多いです。ラベルに表示された容量を見て目安にしてください。
  • 柔らかいスポンジ(台所スポンジで可)
  • 不要な歯ブラシ
  • 靴を浸せるバケツや大きめの洗面器
  • 40℃程度のお湯、3~5リットル程度
  • 新聞紙等、吸湿性の高い紙
    新聞紙が無い家庭は多いと思うので、キッチンペーパーでも構いません。
  • 柔らかい布
  • 靴専用クリーム
  • 木製のシューキーパーがあれば尚良い

2-2.洗う手順

  1. まず、ひもがある靴ならひもを外す。
  2. 歯ブラシで目立つ汚れやほこりを取る(革を傷つけないように注意)。
  3. バケツか洗面器に40℃前後のお湯を3~5リットル程度入れる。
  4. 上記に靴を浸し、水分を均等に含ませる。ただし長時間つけると革が劣化するので、水分を含んだらいったん上げる。
  5. 革靴専用洗剤かサドルソープと上記のお湯、スポンジで優しく洗う。ボディソープを使う場合は上記のお湯に5%程度を溶かしてスポンジで洗う。
  6. 泡を流す程度にさっとすすぐ(革専用洗剤には保湿剤が含まれているのですすぎ過ぎない方が良い)。
  7. 乾いた布で水分を拭きとる。
  8. 新聞紙など吸湿性の高い紙を丸めて詰め、型崩れを防ぎながら乾燥させる(つま先やかかとまでしっかり詰めるイメージで)。型崩れを徹底して防ぎたい人は木製のシューキーパー(2,000円程度から入手可能)を使うことを推奨。
  9. 風通しが良い日陰で、靴を立てた状態でしっかり乾かす。季節によるが2~3日程度が目安。吸湿用の紙は半日~1日に1回は交換する。
 

3.まとめ

 
革靴の洗い方について解説しました。革靴は時々洗うことで、気持ちよく使うことが出来ます。ただし、洗える靴かどうか判断することと、洗い方に注意が必要なので、当コラムを参考にして丁寧に洗ってください。
 
 
 
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